韓国政府、借金の中でも浪費をやめない公企業に“メス”
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.11.15 16:29
海が見えるテラスには1000万ウォン(約94万円)のスパ浴槽、内部の壁面は大理石が敷き詰められ、天井は輸入木材が使われている。浴室には防水型テレビが壁に据え付けられている。仁川市甕津郡(インチョンシ・オンジング)の霊興(ヨンフン)火力発電所の職員非常宿舎内部の様子だ。韓国南東発電が、最近になって建てた建物は非常宿舎とは名ばかりで実際には超豪華ペンションだ。宿舎工事に使われた費用は20億ウォン。南東発電はこのような宿舎を霊興火力発電所の近くに4カ所も作っている。この企業は昨年1600億ウォンの黒字を出した。負債比率は100%で財務状況も安定的だ。だが、南東発電持分の100%を持っている韓国電力は55兆ウォンの借金を抱えている。母体(親企業)は借金と赤字に苦しめられているのに、子会社はお金が余って豪華施設を作っているという状況だ。
京畿道高陽市大化洞(キョンギド・コヤンシ・テファドン)の韓国施設安全公団。こちらの労使団体協約内容をのぞくと、モラルハザード(倫理観の欠如)の極地だ。職務と関連のない刑事事件で起訴された場合は休職が許される。起業する場合も同じだ。特に起業休職期間は基本の3年に加えてさらに1年を延長することができる。