韓国の科学教育が漂流…新政府組織の改編後に混乱加重(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.11.13 11:36
京畿道義王市(キョンギド・ギワンシ)のトクジャン中学校で科学を担当しているキム・セヒ教師(35、女性)は、今年に入って授業方式を変えた。単純な理論暗記、問題解答式の教育を止めた。代わりに体験活動と討論時間を増やした。理論を教える時も科学者の人生や時代状況を共に説明する形だ。
キム教師の教育観が変わったのは昨年、米国航空宇宙局(NASA)の研修に行ってきてからだ。彼女は本でしか知らなかった超大型宇宙船を直接見て、実物をそのまま縮小した火星着陸船・探査船の模型などを作ってみて「とてつもない感動を受けた」と言った。「硬い理論だけを教えるのではなく、私が受けた印象を子供たちにそのまま伝えなければならないと考えるようになった」というのが彼女の説明だ。