漢陽都城の途切れた城郭、石敷いて跡を表示へ=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.11.06 14:47
ソウル市はこれまで、漢陽都城の途切れた部分を新しい石を積んでつなぐやり方で復元してきた。しかしこれからは城郭の原形を再現する代わりに、道路などに城郭の跡を表示する計画だ。城郭の人工的な復元が漢陽都城のユネスコ世界文化遺産登録推進にかえって否定的な影響を及ぼす恐れがあると判断したためだ。
今回の復元計画の修正はベニス憲章の影響が大きかった。ベニス憲章は、記念物と史跡復元のために国際記念物遺跡協議会(ICOMOS)が1964年に制定した国際憲章だ。憲章9条は「復元は本来の材料を基盤としなければならず、出処が明らかな文書を土台としなければならない」と明示している。