【コラム】バイコリアを見るひねくれた視線=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.10.31 11:10
小さな外資誘致も一筋の光となっていた時期があった。通貨危機当時の1998年、風前の灯火の国に投資する外国人に国民は歓迎の拍手を送った。あちこちから投資のニュースが聞かれた。通貨価値が暴落した韓国は彼らには良い投資機会であり、そのおかげで韓国も回復の足がかりを確保した。ウィンウィンゲームだった。当時産業部の新人記者だった記者に、「1億ドル以上の外資誘致なら無条件で主要記事として書くように」というデスクの指示があった記憶もある。いまの基準では大きな記事にならない事案だった。
雷のようにやって来て44日間にわたり続いている今回のバイコリアをわれわれはどのように見ているだろうか。2種類のタイプが多いようだ。まず「得意顔型」。これだけしっかりとしたファンダメンタルズを持つ韓国になぜいまごろ来たのかという見方だ。経済官僚に会えば詳しい説明を聞くことができる。豊富な外国準備高、低い短期対外債務比率、安定した経常収支黒字…。