【中央時評】南北統一しなければ南南統一はできない(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.10.30 13:27
昨年与野党はともに国民大統合を公約した。しかし国はさらに分列している。朴槿恵(パク・クネ)大統領に対する反対勢力の反感は憎悪になっているようだ。最大野党の報道官が大統領のプロ野球での始球式まで非難するほどになった。プロ野球委員会が要請し、民主党政権の大統領もしていたのに攻撃する。乱戦だ。黒い川の水が社会の合理と法治を脅かしている。
情報機関の大統領選挙介入において与党セヌリ党には原罪がある。1997年の大統領選挙で当時の権寧海(クォン・ヨンヘ)安全企画部長は「北風工作」を主導した。安全企画部は国民の税金で虚偽暴露者を買収し金大中(キム・デジュン)候補を攻撃した。権部長は5年の懲役刑を受けた。そんな彼がこのところテレビで国家情報院の改革を語る。あきれた世の中だ。「北風」の原罪があるのでセヌリ党政権は昨年情報機関職員を厳しく教育しなければならなかった。いつでも過剰に忠誠したりミスを犯す要員がいるためだ。特に大統領選候補に言及するコメントは絶対あってはならない。1つでも100個でも大統領選挙介入議論を呼ぶためだ。