【社説】韓国の水産物が放射能汚染? 怪談は怪談にすぎない
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.10.15 08:53
釜山(プサン)国際映画祭が開かれている期間は、海雲台(ヘウンデ)や広安洞(クヮンアンドン)海辺周辺の刺身料理店は全国から来たお客さんで混み合うはずだ。だが映画祭の終盤だった先週末にここを訪れたところ、かきいれ時を享受するどころかもの寂しいだけだった。日本の福島原子力発電所の放射性物質漏出に伴う汚染不安から、水産物忌避現象が広範囲に広がった現場だ。
中央日報が仁川(インチョン)沿岸埠頭の刺身店通り、釜山民楽洞(ミルラクトン)の活魚卸売商などを現場取材した結果はさらに衝撃的だ。お客さんの足が途絶えた刺身料理店の主人はこの頃、生計に打撃を受けて夜もおちおち眠れないという。被害はこれに終わらず、むしろ連鎖反応を起こして刺身料理店はもちろん刺身用の魚を供給する活魚卸売商、おかずの材料を供給する食料品店、海水浴場近隣のカラオケや酒屋まで一緒にお客さんが途切れているそうだ。漁業者も仕事を止めるようにしているという。地域経済が揺らいでいる状況だという現場の商人たちの声が気の毒なだけだ。