北朝鮮が朴大統領を実名で非難、韓国政府「とても遺憾」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.10.06 12:04
北朝鮮が4日、朴槿恵(パク・クネ)大統領に対し「傀儡(かいらい)」などの表現を使いながら激しく非難した。国防委員会政策局報道官名義の声明で、「朴槿恵とその一党は民族の指向と時代の流れを真っすぐに見て軽挙妄動してはならない」とした。北朝鮮は昨年の大統領選挙過程で朴大統領に対し実名で非難したことはあるが、就任後は「青瓦台(チョンワデ、大統領府)のチマパラム(発言力の強い女性)」など遠回しな表現を主に使ってきた。
北朝鮮は声明で核兵器開発と関連、「米国の核戦争惨禍を防ぐための強力な抑制力であり国と民族の運命を守るための民族共同の貴重な宝剣だ」と強弁した。続けて「朴槿恵とその一党がだれかの変化を引き出すという美名の下に外勢と結託してわれわれの体制転覆を狙いわれわれ核武装を解除しようと分別なく駆け寄るならば自ら墓穴を掘ることになるだろう」と非難した。朴大統領が1日の国軍の日65周年祝辞で「北朝鮮が執着する核とミサイルがこれ以上役に立たないということを自ら認識させる」と話したことを受けたものだ。