【社説】韓米戦時作戦統制権再延期、長い観点での戦略が必要だ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.10.02 11:12
きのうは韓国の建国65周年記念国軍の日であり韓米同盟60周年記念日で、盛大な行事が続いた。一方、両国間の安保懸案をめぐってさまざまな議論も同時にふくらんだ。戦時作戦統制権転換再延期問題をめぐる議論、米国のミサイル防衛(MD)参加圧迫などがそれだ。在韓米軍の駐留費交渉も依然として膠着状態だ。米ワシントンポストは米国政府と議会で韓国の戦時作戦統制権転換再延期要請を気に入らないムードが広まっていると報道したりもした。韓米同盟60周年を記念する時に韓国の未来安保システム議論はあわただしく進んでいる。
戦時作戦統制権再延期要請に対し米国は当初から気乗りしない反応だった。韓国の隠密な延期要請があってからいくらもたたずにヘーゲル米国防長官が一方的に公開したし、続いて米合同参謀議長と在韓米軍司令官は2015年末の転換を予定通りに推進すると発言した。最近も韓国国防部関係者は「実務水準で再延期の必要性に対し両国が意見を集約した」と明らかにしたがヘーゲル米国防長官は「まだ結論を出す段階ではない」と話した。結局きょう開かれる韓米安保協議会(SCM)では戦時作戦統制権転換再延期に対する最終合意はない見通しだ。韓国政府の期待がはずれたわけだ。