「キムチ5」と恩人のひ孫が顔合わせ…韓米同盟の特別な還暦の宴(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.10.01 13:10
1950年12月24日。多くの避難民を乗せた「メレディスビクトリー号」が咸鏡南道興南(ハムギョンナムド・フンナム)の埠頭を出発した。定員3000人ほどの船に1万4000人余りが乗り込んだ狭い空間で1日後に5人の子どもが生まれた。船員が子どもに付けた名前は「キムチ1~5」。切迫した避難民にとっては「クリスマスの奇跡」だった。現在キムチ1~4の行方は不明だが「キムチ5」の主人公は獣医師のイ・ギョンピル氏(63)と知られている。
「キムチ5」が生まれることになった興南撤収作戦は韓国戦争当時で最も成功的な撤収作戦で、世界戦史上最も人道主義的作戦と評価されている。撤収作戦では当時9万人余りの避難民が韓国に来ることができた。避難民輸送は当時米第10軍団のフォーニー大佐がアルモンド少将を説得して行われた。「キムチ5」ことイ・ギョンピル氏が空軍少佐になった息子のイ・ジョンヨン氏とともに避難民の恩人であるフォーニー大佐のひ孫に当たるベン・フォーニー氏に会った。韓米同盟60周年を記念するため30日にソウル市内のホテルで開かれた「韓米同盟の日」の祝賀パーティでのことだ。