税法改正案施行なら寄付金の9-23%が税金に…=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.09.04 14:49
全羅南道順天市ヒョチョン高校2年のナ・ウォンホ君(17)は昨年、100万ウォン(約9万円)の入学奨学金を受けた。その後も授業料・補充授業費など全額免除を受けている。成績優秀者に与えられる「ペ・ジョンチョル奨学金」のおかげだ。ナ君は「生物学を専攻し、人体に無害な遺伝子組み換え作物(GMO)を開発したい」と話す。そのナ君が最近、心配している。来年は奨学金がなくなるかもしれないという話を聞いたからだ。先月9日に企画財政部が立法予告した税法改正案のためだ。
ナ君の奨学金はソウル江南区(株)オドのペ・ジョンチョル代表(51)の寄付金で成り立っている。ペ代表はヒョチョン高など高校4校と高麗大・カトリック大・ソウル大病院・順天郷大病院などに年間2億ウォン以上を寄付している。ペ代表は1年間、一日も休まず日本料理店を営業し、収益金全額を寄付している。しかし来年から寄付金の15%だけを税金から控除する(税額控除)に寄付金税制優遇措置が変われば、ペ代表の税金は今年より4000万ウォン以上増える。ペ代表は「法が変われば寄付する余力が減るだろう」と話した。