全世界の女性科学技術者らが一堂に集まる「国際女性科学技術者大会（ＢＩＥＮ ２０１３）」が２２日、ソウルのシェラトングランドウォーカーヒルホテルで開かれた。朴槿恵大統領もこの席に参加して、女性科学技術者への格別な愛情を示した。

２００３年に大田（テジョン）の培材（ペジェ）大学で始まったこの行事は、大韓女性科学技術者会とアジア太平洋女性科学技術者ネットワーク（ＡＰＮＮ）が主催する世界で最初の国際女性科学技術者融合学術大会だ。今年はキャシー・オルセン米国立科学財団（ＮＳＦ）元副総裁やマレーシアのＤａｔｏ’ Ｓｒｉ（マレーシアの爵位）ン・イェンイェン観光相ら約２６カ国から５００人余りの女性科学技術者が参加した。

オルセン元副総裁は、米国の代表的な神経科学者で、コンサルティング会社ＳｃｉｅｎｃｅＷｏｒｋｓを設立し科学の人材育成の先頭に立っている。韓国訪問は今回が２回目。

彼女は最近あるフォーラムで「韓国政府の基礎Ｒ＆Ｄ（研究・開発）投資がなかったら今のようにサムスンが大きくなることにも限界があった」としながら「今日の基礎分野の投資は、未来社会にまた別のサムスンを誕生させることができるだろう」と話していた。

マレーシアのン・イェンイェン観光相も朴大統領に面会する。彼女は医師出身で、マレーシア３大産業に挙げられる観光部のトップに上がった人物で２０１４年マレーシア訪問の年に合わせて韓国との観光交流に深い関心を示している。

朴大統領は開幕式の祝辞で「多くの未来学者たちが、人類の新しい未来を切り開く２つのキーワードとして“科学技術”と“女性”を挙げている。海外の女性科学技術者も韓国でその技術によって経済発展に寄与できるよう幅を広げたい」として彼女らをはじめとする世界女性科学者たちを歓迎した。また「女性の繊細な感性と技術は、多様な産業と技術の融合を基盤とする創造経済の重要な資産だ」と強調した。

朴大統領は特に「私も電子工学を専攻したので、科学技術の発展と皆さんの努力には特別な関心を持っている。今この時間にも、玉のような汗を流していらっしゃる女性科学技術者の皆さんに激励の拍手を送りたい」と述べて大きな拍手を受けた。