「北朝鮮が宗教弾圧国なら、米国は宗教テロ国」と主張していた“親北”韓国人教授が“転向”(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.08.01 13:57
慶煕(キョンヒ)大学ヒューマニタス(Humanitas)カレッジ(教養学部の別称)のシン・ウンヒ教授(44)は“主体思想の伝導師”と呼ばれてきた。ソウル生まれでカナダ国籍を取得した宗教哲学者のシン教授は、多くの親北朝鮮的な発言で話題をふりまいた。金日成(キムイルソン)の遺体の前で涙を見せた住民たちを「イエスの亡骸の前で泣く女性たちのように見える」と言い、2004年の龍川(ヨンチョン)爆発事故の時は金日成の肖像画を取り出そうとして亡くなった教師を殉教者と描写して論議をかもした。彼女に親北朝鮮左派というレッテルがついて回る理由だ。
そんな彼女が、金正恩(キム・ジョンウン)体制の北朝鮮に対して批判を吐き出した。シン教授は先月31日の中央日報とのインタビューで「北朝鮮は特権を持つ上位1%中心の社会」として「北朝鮮社会の階級主義は、実に拒否感のある手に負えない部分」と話した。さらに「北朝鮮に対する希望が10年で絶望に変わった」として「変わらなければ結局、北朝鮮の金正恩体制の終着駅は、中東の民主化を導いたジャスミン革命と同じことになるだろう」と強調した。北朝鮮を見る視角の変化、すなわち“転向したということなのか”という記者の質問にシン教授は首を縦に振った。