ブラジルワールドカップ（Ｗ杯）で４強入りを狙う日本が速やかに動いている。すでにブラジル現地を訪問し、サッカー日本代表が滞在する現地キャンプ地を視察した。

スポーツ報知は３０日、オンライン版で「ザッケローニ監督が去るコンフェデレーションズカップ期間、ブラジルＷ杯の事前キャンプの有力候補地としてブラジル南部のフロリアノポリス市を視察した」と報じた。また「宿舎として有力なのは空港から約４０キロの場所にある高級リゾートホテルで、１２月には天然芝の練習場を含む総合スポーツ施設が敷地内に完成する予定。同市は日本のほかドイツとも交渉を進めている」と伝えた。

日本サッカー協会の関係者によると、ザッケローニ監督はサンパウロのモジダスクルゼスなどを視察したようだが、治安も良く静かな休養地であるフロリアノポリスが筆頭候補になっているという。異例にも早い動きだ。

まだ韓国代表はブラジルでの拠点を決めていない。韓国は最終予選の最終戦でＷ杯本大会行きが決まったからだ。さらにＷ杯開催国で１年前に開催されるコンフェデレーションズカップに出場したのも日本だった。

日本代表はザッケローニ監督が３年近くチームを率い、安定期に入った段階だ。韓国代表が最近、洪明甫（ホン・ミョンボ）監督を選任して雰囲気を一新したのとは対照的だ。Ｗ杯の準備はさまざまな面で日本に遅れを取っている。