観光コリアに泥を塗る“ずさん管理”…信頼できないホテル等級(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.07.22 08:56
ベトナムの放送局で働くエディターは先月22日から3週間にわたり韓国の放送局で研修を受けた。ベトナム出国前に予約サイトを通じいろいろなホテルを細かく比較し、ソウル・江西区(カンソグ)のRホテルに泊まることに決めた。1等級の上に放送局と近い点が気に入った。宿泊料金も等級に比べ安い方だった。だが、ホテルに到着した瞬間失望に陥った。彼は「1等級にしては客室が狭く、部屋全体に染みついたたばこの臭いのため、息をするのも大変だ」と訴えた。1989年にオープンしたこのホテルは2002年に1等級を受けた後11年間再審査を受けていない。このエディターは「もし等級に比べ運営水準が落ちたなら政府レベルで取り締まらなければならないだろう」と指摘した。
先月27日午後、ソウル・鍾路(チョンロ)のDホテルロビー。40代女性がしかめっ面でノートパソコンを見ていた。ボリビアの公務員だというこの女性は、「客室内でインターネットの速度がとても遅く作業ができないためロビーに出てきた」と不満を吐露した。彼女は「1等級ホテルと見るには無理がある」と話した。このホテルもやはり2003年に再オープンし2等級を受けたが10年間再審査を受けていなかった。だが、入口には1等級を意味するムクゲ4個を表示したエンブレムが掲げられていた。