【中央時評】朴正熙がいなければ金大中もいない(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.07.17 15:57
鬼胎事件は普通の暴言とは次元が違う。朴正熙(パク・ジョンヒ)をはじめとする韓国現代史に対する視点が根底にあるからだ。民主党の洪翼杓(ホン・イクピョ)議員は朴正熙を「生まれるべきでない人間」と規定した。クーデターという権力簒奪も問題だが、何よりも正統親日派という出身成分がそうだということだ。
朴正熙の親日は動かない歴史的事実だ。朴正熙は日本帝国主義が作った満州国軍官学校に入るために血書を書いた。天皇に対する忠誠を誓ったのだ。朴正熙は日本陸軍士官学校を卒業し、満州国の将校として服務した。額面通りに見れば元祖親日派だ。鬼胎事件が深刻なのは、韓国社会にこうした考えを持つ人が少なくないということだ。こうした人たちは親米派の李承晩(イ・スンマン)元大統領も攻撃する。それで李承晩が建国を、朴正煕が経済発展を実現したことを軽視し、否定する。