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<U-20W杯サッカー>韓国、30年ぶり4強が見える…育成された後輩たち

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.07.05 09:27
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「兄ほどの弟はいない」というのは昔の話だ。最近、韓国サッカーは後輩が先輩よりもはるかによい。

U-20(20歳以下)韓国代表は4日(韓国時間)、トルコ ・トラブゾンで行われた2013国際サッカー連盟(FIFA)U-20ワールドカップ決勝トーナメント初戦で、PK戦の末、コロンビアを退けて8強入りした。

 
南米最強のコロンビアを相手に韓国は前半16分、ソン・ジュフン(19、建国大)の左足ターニングシュートで先制した。しかし後半ロスタイムにクィンテロにFKで同点ゴールを決められた。結局、延長戦まで1-1と勝負はつかず、9人目のキッカーまで登場する息詰まるPK戦を韓国が8-7で制した。

韓国は8日、イラクと4強入りをかけて対戦する。イラクに勝てば、30年前の1983年メキシコ世界ユース選手権での“4強神話”を再現することになる。韓国は昨年のアジア選手権でイラクを抑えて優勝している。

83年当時にU-20韓国代表を4強に導いたパク・ジョンファン監督は「今回の代表チームは当時のチームより強い。若い選手たちの自信を感じる。4強以上の成績も期待できる」と評価した。続いて「83年には代表チームも天然芝で練習するのが難しいほど環境が劣悪だった。当時はひたすら精神力と組織力で世界を驚かせた。今は韓国もプロサッカー誕生から30年経過し、W杯も開催した。システムもよく整っている。こういう点が韓国サッカーをますます強くした」と評価した。

韓国は00年、フランスと日本のユースシステムを参考にし、韓国型ユースシステムを構築した。全国を5圏域に分け、各地域でU-12(12歳以下)有望株を抜てきして指導し、体系的に管理した。現在U-20代表を担当しているイ・グァンジョン監督(49)は、当時から各級ユース代表チームを行き来しながらシステムを構築した主人公だ。

イ監督は「スーパースターKのようなオーディション番組のように、サッカー協会も全国の選手を対象に有望株を選別してきた。現在、韓国のユース育成システムは100点満点で90点を与えることができる」と話した。

プロ傘下のユースチームと学校サッカーチームの発展も韓国サッカー発展の基礎となっている。コロンビア戦で12本の有効シュートを防いだGKイ・チャングン(釜山)はプロで技術を磨いた。ヨン・ジェミン、クォン・チャンフン(以上、水原)も水原サムスンが管理する高校チームで成長した。また小中高校・大学サッカーチームはすべて年間リーグを実施し、実戦経験を積んでいる。DFソン・ジュフン(建国大)、シム・サンミン(中央大)、キム・ソンウ(蔚山大)は大学Uリーグで活躍している。

今大会の準々決勝は韓国-イラク戦、フランス-ウズベキスタン戦、ウルグアイ-スペイン戦、ガーナ-チリ戦という組み合わせとなった。アジアの3カ国がベスト8入りした点が目を引く。韓国が準決勝に進出すれば、ウルグアイ-スペイン戦の勝者と対戦する。

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