競争に駆り立てられ怪物になる子供たち…映画『冥王星』がベルリン映画祭で受賞
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.07.04 15:55
シン・スウォン監督(46)の映画『冥王星』(11日封切り)は、無限競争時代の韓国の教育に厳しい警告を発する秀作だ。名門大に入るために秘密サークルに足を踏み入れたジュン(イ・タウィッ扮)が中心キャラクターだ。勉強を前にして怪物に変わる今の子供たちを凝視する。
スリラー的な緊張感もある演出、太陽系から除外された冥王星と、疎外される子供たちを結びつけた点も目につく。シン監督は、海外で先に知られた演出家だ。昨年カンヌ映画祭で短編『環状線』でカナルプリュス賞を、今年のベルリン映画祭では『冥王星』で審査委員特別言及賞を受けた。