移籍説で世界を一周したといわれる本田圭佑（２７、ＣＳＫＡモスクワ）がロシアを離れたいと明らかにした。次の行き先はイングランドプレミアリーグが有力視される。

本田は２０１０年の南アフリカワールドカップ（Ｗ杯）以降、ずっと移籍説が出ていた。イタリアのラツィオ、ＡＣミラン、イングランドプレミアリーグのアーセナルなど２３チームにのぼる。しかしこの３年間、本田はロシアのＣＳＫＡモスクワを出ることができなかった。このためファンは「本田がロシアの監獄に閉じ込められている」と話していた。

その本田が移籍に対する思いを表した。英スカイスポーツは２５日（日本時間）、本田が夏の移籍市場でチームを離れると予想した。本田とＣＳＫＡモスクワの契約は今年１２月まで。再契約をしない限り、２０１４年１月には移籍料なく“ロシア監獄”を脱出できる。このためＣＳＫＡモスクワはこの夏に本田を売らなければならない。

本田はブラジルで開催された２０１３ＦＩＦＡ（国際サッカー連盟) コンフェデレ―ションズカップに出場した後、インタビューで、「もっと良いチームに移籍したい。しかしまだチームは決めていない」と明らかにした。

日本メディアは本田が香川真司（マンチェスター・ユナイテッド）の成功に刺激を受け、イングランドプレミアリーグへの移籍を希望していると報じた。実際、英メディアはエバートン、トットナム、アストンビラが本田に関心を見せていると伝えた。