【グローバルアイ】中国が6カ国協議の前にすべきこと
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.06.22 10:35
最近、中国では韓半島周辺情勢が前向きに動いているという言葉が出ている。北朝鮮に対話の意志があり、したがって核問題も突破口が開かれそうだとみている。王毅中国外相の口から「前向き」という言葉が出るほどだ。さらに来週、朴槿恵(パク・クネ)大統領の訪中が始まれば、韓半島は「対話の季節」「非核化の季節」に向かうのではないかという期待が充満している。しかしこうした期待を抱く前に中国が先にするべきことがある。
北核政策の不合理を整理することだ。中国は胡錦濤前国家主席時代から対韓半島政策の3原則を堅持している。非核化と平和・安定、そして対話による問題の解決がそれだ。ところがあまりにも当然と思われるこの原則には矛盾が存在する。非核化と平和・安定という2原則の衝突だ。非核化は北朝鮮の核を除去するという意味だ。中国はそのために対話を選んだし、それが6カ国協議だ。しかし北朝鮮は正常な国だろうか。03年に始まったこの会談は、08年に北朝鮮が会談脱退を宣言するまで、北朝鮮に振り回された。その間、北朝鮮は核実験を実施し、核兵器保有まで宣言した。今は憲法に核保有国の明示まである状態だ。