【社説】国会議員の人事請託は無罪なのか=韓国
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2013.06.16 12:25
野党民主党の呉済世(オ・ジェセ)議員が国会本会議場で人事請託のショートメッセージを送る現場が捉えられた。今年に入り国会本会議場で捉えられた4度目の人事請託のメッセージだ。今回の騒動がさらに衝撃的なのは、呉議員の格別な立場のためだ。彼は他の議員の模範とならなければならない保健福祉委員会委員長(閣僚級)だ。その上、5月30日に法律消費者連盟が第19代国会議員活動評価で「国会憲政大賞」に選んでいる。自らも2010年に「公務員わいろ請託アンケート調査」を実施した。それほどの貫禄と名望を持つ議員ならば、ほかならぬ人事の請託による恥さらしは慎まなければなかった。
これをめぐり与党セヌリ党は、「不適切な行動に対し謝罪すべき」と主張した。しかしこれも五十歩百歩だ。セヌリ党にそんな資格があるのか。4月29日にセヌリ党のK議員が本会議場で就職請託と疑われるメッセージを受けた時にセヌリ党と該当議員がしっかりと反省文を書いたのかたずねたい。「国会本会議場で人事請託をするとはあきれるほどだ」と話した部分もそうだ。本会議場の外で請託すれば構わないという言葉なのか。