【社説】南北会談、開始もできずに消えるのか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.06.12 11:45
南北当局者会談が首席代表のレベルをめぐる隔たりを狭められず、きょう予定されていた会議が中止となった。韓国政府は10日の実務会談で、長官級会談の北側首席代表として金養建(キム・ヤンゴン)労働党統一戦線部長兼対南秘書を要請したが、北側は難色を示した。これを受け、南側が統一部次官を首席代表として北側に提示したところ、北側が反発したのだ。北側が出した首席代表は祖国平和統一委員会(祖平統)事務局長という。
北側の主張には無理がある。祖平統は委員長が統一戦線部長、副委員長が統一戦線部副部長で、事務局長は統一戦線部副部長級だ。したがって韓国側の対北朝鮮政策の第2人者である統一部次官とレベルが同じか、それよりも低いと見なければならない。それでも北側はレベルを問題視して会談を中止させた。残念なことだ。