“大統領面会記念品時計”、青瓦台が製作を悩んでいる訳は…
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.06.07 11:02
一般国民が大統領に会うと直に大統領の顔を見ることができるほかに付随していることがもう一つある。それは大統領からの贈り物だ。その中で大統領を象徴する鳳凰模様の徽章とムクゲが描かれ大統領名が記された腕時計は大統領に会ったという「証」として青瓦台(チョンワデ、大統領府)で長い間贈り物品目として定番だった。ところで最近、朴槿恵(パク・クネ)大統領に会った人の中にはこのような腕時計をもらったという人が見当たらない。実際に朴大統領就任100日が過ぎたが青瓦台はまだこのような時計を作っていない。李明博(イ・ミョンバク)前大統領が就任42日目である2008年4月6日、全国環境美化員196人を青瓦台に招待して昼食を共にした後、初めて大統領腕時計を贈ったこととは対照的だ。
朴正煕(パク・ジョンヒ)元大統領以来、歴代大統領は全て自身の名前を刻んだ腕時計を作った。朴元大統領は1970年代、セマウル指導者を青瓦台に呼んで食事をふるまった後、腕時計を贈りながら一人ひとり励ましたりした。全斗煥(チョン・ドファン)元大統領も82年アジア選手権で総合優勝したボクシング選手団に金一封と共に腕時計を贈った。2000年金大中(キム・デジュン)元大統領のノーベル平和賞受賞記念時計は、日本の民団など海外同胞にも渡された。歴代米国大統領も就任記念時計を作った。2009年にはバラク・オバマ米国大統領の記念時計を韓国内の中小企業が作って話題になることもあった。 北朝鮮ではオメガ・TISSOT(ティソ)などスイス製高級腕時計に金日成(キム・イルソン)の筆体で名前を入れた「金日成名刺時計」をもらうことが大変な光栄とされている。