医療格差・環境汚染など社会問題解決にもICT活用=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.06.06 16:06
近頃、韓国では病院と患者の“ミスマッチング”が深刻だ。患者が大型病院だけに集まり中小の病院は運営に困難を強いられている。その一方、さびしく離れた島や山間部に住む人、体を動かすのが不便な高齢者や障害者らは家の近所に病院がなく、体がつらくてもしっかりした治療を受けることができない。
韓国政府はこうした問題を解消するために“スマート医療ネットワーク”の構築に乗り出す。患者と医師を先端ネットワークで結んで、患者が病院に行かずとも診療を受けられるようにするというものだ。街の病院と大型病院も医療インフラや診療情報などを共有することができる。このようなシステムができれば“病院の経営困難”と“医療疎外”の2種類の問題を同時に解決できるというのが政府の計算だ。