全元大統領の長男にも秘密資金疑惑?関心引くペーパーカンパニー設立の時期
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.06.04 14:18
04年7月28日、タックスヘイブン(租税回避地)の英国領バージン諸島(BVI)に、ペーパーカンパニー(書類上のみ存在する会社)の「ブルーアドニス」が設立された。同社の単独登記役員かつ株主として登載された人は当初、住所地を「シンガポール」とのみ記入した。しかしヨルダン国籍のアラブ銀行シンガポール支店で法人名義の口座を開設するための役員会決議書には出版社「時空社」のソウル瑞草洞(ソチョドン)本社の住所を書いた。自分の英語の名前と旅券番号も記載した。
国際調査ジャーナリスト協会(ICIJ)とオンラインメディア「ニュース打破」は3日、ブルーアドニスの所有主が全斗煥(チョン・ドゥファン)元大統領(82)の長男、全宰国(チョン・ジェグク)時空社代表(54)であることを明らかにした。