中国は南北軸、日本は東西軸を攻略…メコン川流域で“十字衝突”(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.05.20 11:19
ラオスの首都ビエンチャン市内の北東側、自動車で約15分の距離。2万5000人を収容できるメインスタジアムと室内体育館が現れた。09年に東南アジア(SEA)ゲームのメーン競技場として使用されたところだ。中国は当時、この体育館を無償で建設した。SEAゲームの参加国でもない中国が、なぜここに大金を投じて体育館を建設したのか。
オ・ジョンス・ラオス国立大学教授は「典型的なスタジアム外交」と話す。中国はアフリカで体育館や展示場など主要施設を建設する代わりに、エネルギー開発権などを取得した。こうした外交・通商戦略がインドシナ半島のメコン地域でもそのまま行われているという説明だ。