年間巨額の被害賠償額…「過去史委の決定案だけで国家賠償認めるのは不当」=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.05.17 15:21
「真実・和解のための過去史整理委員会」が真実究明をしたという理由だけで、裁判所で十分な事実関係の究明なく国家賠償責任を認めるのは不当だ、という最高裁全員合議体の判決が下された。また最高裁は、過去の歴史関連訴訟は過去史委員会に真実究明を申請した人だけが可能だと一線を画した。
最高裁全員合議体は16日、珍島国民保導連盟事件(後述)にかかわって犠牲になったパクさんとクァクさんの遺族7人が国を相手取り起こした損害賠償請求訴訟で、「遺族に1人当たり1300万ー8800万ウォンを支払うべき」と決定した原審を破棄し、光州(クァンジュ)高裁に差し戻した。パクさんとクァクさんは1950年の韓国戦争(1950-53)当時に人民軍に同調した容疑で警察に連行された後、射殺された。