【社説】開城工業団地、“矯角殺牛”にならぬように
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.05.15 10:52
朴槿恵(パク・クネ)大統領の指示により、韓国政府が開城(ケソン)工業団地に積まれている完成品と原・副資材を搬出するための会談を北朝鮮に提案した。朴大統領は指示とともに「私たちが望むのは韓半島の平和と繁栄であり、韓国・北朝鮮の住民の繁栄と幸せな統一」としながら、開城工業団地は国際化のための革新的変化が必要だと強調した。開城工業団地の暫定閉鎖が長期化することを憂慮する意で出したものと見られる。
開城工業団地事態は、北朝鮮が労働者たちを撤収し韓国側人員の出入りを止めることによって暫定閉鎖という現在の状況に至ることになった。北朝鮮当局はさらに開城に残った韓国側人員に対する食品などの必需品支援まで遮るという非人道的姿勢に固執して、結局韓国側人員を全員撤収させるほかはないように事態を悪化させた。状況が悪化する過程で、南北当局は一歩も退くことができないという“気力の争い”を行う様相を見せた。その結果、開城工業団地が果たして再開することができるだろうかという悲観的展望が大きくなっている状況だ。