「経済回復に期待」　韓銀の電撃利下げの背景は…

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.05.09 14:57

韓国銀行（韓銀）金融通貨委員会（金通委）が９日、政策金利を２．５０％に引き下げた。金通委は昨年１１月から６カ月間、２．７５％に据え置いてきた。これを受け、政府と青瓦台（チョンワデ、大統領府）の利下げ圧力に対抗してきた韓銀も、協調の方向へと旋回することになった。

金仲秀（キム・ジュンス）韓銀総裁はこの日、「金融通貨委員会本会議」に出席した後、記者会見を開き、「今回の利下げは政府の追加予算編成とともに、韓国の経済回復速度を高めるのに役立つと期待する」とし「今後、政府の経済政策効果を綿密に点検する」と背景を説明した。

金総裁は今回の利下げ決定について全員一致ではなかったとし、「１人が少数意見を出した」と明らかにした。一方、今回の利下げ決定をめぐり、「金通委で反乱が起きたのではないか」という観測も出ている。金総裁は今月３日まで金利据え置きを示唆する発言をしていたからだ。