【噴水台】国軍遺骸発掘は時間との戦い…今年すでに198人発見=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.05.03 17:11
「誰も知らなかった/誰も知ろうとしなかった/知られることを望みもしなかった/自慢もしなかった/それでも誰かを恨んだり/後悔したことはない/私たちはその時そうするべきだと思ったし、そしてそうした/私たちが暮らした国よ!私の若さを受けてくれ/私もこうして敵を防ぎ/倒れるのは/後輩たちの美しい日のためなのだから/後悔はない」
韓国戦争(1950-53)当時に戦死したある無名の学徒兵が残したという手紙の内容だ。手紙の正確な出所は明らかでないが、一行、一行が胸を刺す。先月30日、ソウル竜山区の国防会館で開かれた「2013年6・25戦死者遺骸発掘事業説明会」でも、この手紙文が動画を通じて紹介された。戦死者の遺族、国防部遺骸発掘鑑識団、法医学者など約200人が出席した席だった。当時の戦闘場面の白黒映像とともに手紙文が紹介され、ほとんどが60歳以上の遺族のうち数人は涙を浮かべた。まだ涙は乾いていない。