【取材日記】 税金31億ウォン使って市民を冷遇したソウル市ファッションショー
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.03.29 16:32
27日午後、編集局に1本の電話があった。ファッションデザイナーが夢だという高校1年の女子学生だった。この日ソウル汝矣島国際金融センター(IFC)で開かれた「ソウルファッションウィーク」のファッションショーを見るために午前授業だけを受けて早引きしたという。午後4時に行われるデザイナーのチョン・ヒョンソ、ペ・スンヨン氏によるショーを見るためだ。やっと手に入れたVIP招待券を手にしていた。インターネットで販売された入場券(1枚7000ウォン、約600円)はすぐに売り切れて手に入れることができなかったという。
ところがこの学生は、この日のファッションショーを見ることができなかった。ショー開始前から並んで待っていたが、午後4時過ぎに「席がない」とのアナウンスを受けた。「招待券が必要ないことを知っていたら授業を抜けてまで来なかった」とはその学生の言葉だ。招待券を持つ人だけではなかった。有料入場券を買った人々も160人以上が会場に入ることができなかった。