【噴水台】金価格下がっても変わらぬ韓国人の金人気
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.03.28 10:41
金です。はいそうです。前に「黄」の字をつけて黄金と呼ばれるその金です。私ほど人間の愛を独占した物もないでしょう。老若男女、古今東西の区別はないです。私をめぐって起きた愛憎の戦い、いちいち話せば口が痛くなるだけです。ところで突然どういうことですかって?訴えたいことがあって出てきました。
このところ私の人気が話になりません。私を見つめる視線も以前と同じではないです。金上場指数ファンド(ETF)をご存知でしょう。2003年にオーストラリアで初めて作られ私の価格を上げるのに寄与した友人のことです。昨年まで2500トンの金を買い入れ、「民間中央銀行」と呼ばれていました。米国とドイツの中央銀行を除くと誰よりも金をたくさん持っています。そんなこの友人、最近心変わりしました。今年に入って2カ月ほどの間に金を140トン以上売り払ってしまいました。過去最大規模としてフィナンシャルタイムズが今月初めに1面に大書特筆したりもしました。1900ドルを超えた私の価格は最近1トロイオンス当たり1600ドルを下回ります。これに対して世界の主要証券市場では「金の時間が終わり株式の時間がきた」というひそひそ話が一斉に出てきたりもしました。