【グローバルアイ】米国の2つの顔=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.03.26 17:33
米国東部地域を基準にすると、韓国と米国の物理的距離は1万1000キロを超える。時差は13時間もある。しかしこうした物理的距離も両国間の心理的距離と比較すると、むしろ近く感じられることが多い。先週ワシントンで開かれたセミナーがそうだ。韓米経済研究所(KEI)が主催したセミナーのテーマは韓米原子力協定の改定だった。
テーマ発表が終わると、あちこちで米国人が手をあげた。ほとんどが国務省から来た人たちの主張を要約すれば、「核燃料再処理権限を認めてほしいという韓国を信じることができない」だった。1970年代に朴正煕(パク・ジョンヒ)大統領が独自核開発を推進した「前科」がある、韓国内で核武装を主張する人たちが多いという根拠が動員された。北朝鮮の核問題だけでも騒々しいのに、韓国が再処理権限を利用して核開発をすれば、中国・日本・台湾と連鎖反応を起こし、アジアの東側が核競争に染まるとも述べた。