【コラム】しゃくしですくうように養子縁組を送る韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.03.12 09:51
1940年代から80年代まで米国・英国・カナダ・豪州などでは、不道徳だという理由で未婚の母の子供を中産層家庭に大挙して養子縁組を送った。あたかも一つのかたまりのアイスクリームをしゃくし(スクープ)でいっぱいにすくい取るように、両親から赤ん坊を集団的に分離させて他の場所に配置させたこの時代を、西欧の歴史は“ベビースクープ時代(baby scoop era)”という。
“ベビースクープ時代”に米国の未婚の母は社会的支持や経済的支援がない中で養育をあきらめた。こうした女性の数は400万人近い。英国では未婚の母が出産した子供数千人がオーストラリアに追放されたが、これを素材にした映画『オレンジと太陽』という作品が作られた。