【社説】挑戦の5年、重要な選択=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.12.19 10:12
きょう実施される第18代韓国大統領選挙は異例の記録を残した。1987年の直選制民主化以来6回目となる。その間、理念的に保守と進歩がこれほど二極化したことはない。過去、保守は金鍾泌(キム・ジョンピル)、鄭周永(チョン・ジュヨン)、李仁済(イ・インジェ)、鄭夢準(チョン・モンジュン)、李会昌(イ・フェチャン)ら有力候補に投票した。進歩は民主労働党の権永吉(クォン・ヨンギル)と創造韓国党の文国現(ムン・グクヒョン)が小さな比率で票を分けた。今回は終盤に統合進歩党までが加勢したことで、完璧な両極が形成された。30-40%と推測される中道も朴槿恵(パク・クネ)と文在寅(ムン・ジェイン)に分かれた。
理念の二極化には光と影がある。砂鉄が両側の磁石に集まり、大統領選挙後も葛藤の縫合はかなり難しくなるはずだ。福祉・医療・雇用・政治刷新などでは両候補は近接している。しかし全国教職員労働組合(全教組)を含む教育問題や財閥改革では差があった。特に北朝鮮問題が浮上すれば、葛藤は急激に深まるだろう。しかし一方で、確実な理念競争は社会問題の本質を明確に表したりもする。問題が確実に目に入ってくれば、意外に解決策も簡単に見えてくるかもしれない。