呉昇桓（オ・スンファン、３０・サムスン）が来年の海外進出のあきらめた。 球団の同意のもとで今季終了後に海外に進出する資格を得た呉昇桓（オ・スンファン）は、日本進出を目指していた。 しかし球団の説得で残留を選択した。 サムスンと呉昇桓は１年後、海外に進出するかどうかを改めて話し合うことにした。

ソン・サムボン・サムスン団長は１２日午後、呉昇桓と対話した。 ソン団長は「呉昇桓に海外に行きたいかと尋ねたところ『行きたい』と答えた。 私が『私たちは３年連続優勝を目標にしているチームで、 あなたが抜ければ難しいかもしれない。 私たちの気持ちも理解してほしい』と伝えると、 呉昇桓が『分かりました』と答えた。 呉昇桓が私たちの気持ちを理解してくれた」と明らかにした。 ソン団長は呉昇桓に「１年後にまた話そう」と伝えた。

呉昇桓は来季が終われば「大卒ＦＡ（フリーエージェント）」資格を得る。 大卒選手がフルタイムで８シーズンを満たせば、ＦＡ資格が与えられる。 「８年ＦＡ」は国内のチームなら自由に移籍できるが、海外進出は球団の同意を受けなければならない。 サムスン側は「来年も自由な海外進出は難しいが、もう一度話し合える部分がある」と提案し、呉昇桓はこれを受け入れた。

呉昇桓はこの冬を海外進出の適時と考えていた。 オリックスなど日本球団で呉昇桓獲得に大きな関心を見せた。 今年３０歳の呉昇桓は「海外に進出するなら早く行くのがよいと考えている」と話した。 しかし柳仲逸（リュ・ジュンイル）サムスン監督（４９）は「呉昇桓はチームに欠かせない選手。 海外進出はＦＡ資格を得た後に進めてほしい」と述べた。

球団側も呉昇桓の必要性を強調した。 「サムスン史上初の３連覇のため残留してほしい」という理由もあった。 サムスンは２００５年と２００６年、２０１１年と２０１２年に２年連続で優勝した。 しかし３連覇はない。 サムスンは「韓国シリーズ３連覇という大義名分のために呉昇桓が個人の夢をしばらく保留した」と説明した。