【社説】公開的な対北朝鮮ビラ散布は不適切
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.10.24 09:04
北韓民主化連合会(北民連)が推進した臨津閣(イムジンガク)での対北朝鮮ビラ散布が、22日、政府によって遮断された。北民連がビラ散布計画を事前に明らかにすると、北朝鮮が砲撃すると主張し、実際に砲撃の準備をする動きが確認されたからだ。これに対し北民連側など一部では、韓国政府が北朝鮮の脅迫に屈したと批判している。しかし政府の措置は国民の安全のためには避けられないものだろう。
民間団体が北朝鮮にビラを飛ばす行為に対し、国民の間では賛否両論がある。「北朝鮮の民主化のために必要な活動」という意見と、「実効性もないのに北朝鮮当局を刺激して緊張を高めるだけ」という意見が対立している。私たちはこの問題について明らかな立場を持っていない。しかし北民連の場合のように、事前に時間と場所を公示して対北朝鮮ビラを飛ばす行為には反対する。ある民間団体の活動が国家全体の安全を脅かす可能性が高いからだ。