２０１２ロンドンオリンピック（五輪）組織委員会が韓国サッカー代表の準備精神に感心した。

洪明甫（ホン・ミョンボ）監督（４３）が率いる韓国サッカー五輪代表は２１日（現地時間）、メキシコとの本大会Ｂ組１次リーグ初戦が行われるニューカッスルに到着した。到着した瞬間から周囲の注目を集めた。韓国選手団を乗せたバスは、大量の荷物を積んだ１５トンのカーゴトラック１台とともに登場したからだ。

韓国代表より先に身軽に到着したメキシコ・スイス・ガボンなど１次リーグのライバルチームとは対照的だった。宿所であるニューカッスルのヒルトンホテルに韓国選手団が入ると、オリンピック組織委の関係者は目を大きく開いた。韓国はもちろんロンドン現地から空輸した各種食材、料理道具、練習道具、選手団支援用品が次々と出てきたからだ。大韓サッカー協会は英国の雨、風、肌寒い天気を考慮し、温熱マットまでも準備した。

ホテルの荷物検査でＸ線装備を扱うボランティアメンバーは韓国代表の大量の荷物を見て、「半分に減らさなければ荷物を通すことはできない」と冗談混じりの愚痴をこぼした。

徹底した準備精神は快適な生活につながった。サッカー協会の関係者は「韓国から簡易バーナーや食事用の鍋など食器まですべて運んだ。選手は毎食、韓国料理を食べる」とし「２２日晩にはビビンパが登場した。コーチングスタッフと選手団全員が満足そうに食べた」と伝えた。

また「ニューカッスルに常駐するオリンピック組織委員会の関係者から『準備は韓国がＢ組で断然トップ。皆さんの努力が良い成績につながることを祈る』という話を聞いて誇らしく感じた」と伝えた。