【社説】CD金利操作疑惑…代替指標の開発急がねば=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.07.19 10:39
公正取引委員会が譲渡性預金証書(CD)金利の談合または操作の有無を判断するために証券会社と都市銀行を相手に調査に入った。本紙が12日付で疑惑を提起してから1週間で速やかに調査を開始したのだ。公取委が調査中のCD金利(満期3カ月物)は企業向け融資と住宅担保融資など銀行が取り扱う主要変動金利貸付の基準金利に使われている。本紙が提起した疑惑の核心はこのCD金利が4月9日から7月11日まで3カ月間にわたり3.54%で全く動かなかったという点だ。同じ期間に満期3カ月の通貨安定証券金利が3.38%から3.22%に0.16%下落したのとは異なる状況であるためだ。
万一、談合や操作を通じてCD金利が人為的に固定されていたとすれば銀行はその金利差相当の不当な利益を得ていたもので、企業と家計はそれだけ利子を多く出したことになる。これが事実と現れるならば到底見過ごすことはできない犯罪的詐欺行為と変わらない。公取委が徹底した調査を通じて談合と操作疑惑を明白に明らかにしなければならない理由だ。