韓国研究陣、微生物からバイオ水素の生産に成功
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.06.21 11:04
環境汚染物質の一酸化炭素(CO)を食べグリーンエネルギーの水素(H2)を排出する微生物がいる。名前は「Thermococcus Onnurineus NA1」。南太平洋の水深1650メートルの深海にある熱い海水が吹き出る熱水口に生息する微生物だ。2002年に微生物を初めて発見した韓国海洋研究院の探査船「オンヌリ号」から名前を取った。
海洋研究院はこの微生物を利用したバイオ水素の生産技術開発に成功したと20日に明らかにした。1トン規模の生物反応器を利用すれば一酸化炭素を原料に1日10キログラムのバイオ水素を生産できる技術だ。一酸化炭素を利用したバイオ水素生産では世界最高水準の技術力となる。海洋研究院はバイオ水素を実際に生産するために5リットル、30リットル、300リットルの生物反応器も構築した。