【コラム】グローバル電子企業の生存条件=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.06.11 17:41
ウォークマン一つで世界的な企業のスタートを知らせたソニー、自動車の上に伸びたアンテナでカーフォンを誇ったモトローラだが、今はもう電子産業の代表走者ではない。 当時みずぼらしい倉庫でコンピューターを組み立て始めたアップルと、洗濯機で電子産業を始めたサムスンが、今は誰もが認める先導企業になった。 一体なぜこうした変化が生じたのか。
スマートフォンを見てみよう。 スマートフォンは電子部品だけでなく、通信技術・マルチメディアが込められた統合機器だ。 以前の電子産業は与えられた固有の機能をどれほどよく果たすかに焦点が合わされていた。 テレビはよい画質で映ればよく、冷蔵庫は新鮮さを維持できれば最高だった。 携帯電話も通話が問題なくできれば満足だった。 しかしスマートフォンは違う。 音声通話だけでなく音楽と映像、そしてソーシャルメディアに拡張し、はるかに高い利益と価値を生みだす。