韓国復帰の初年、李承ヨプ（イ・スンヨプ、３６、サムスン）が大記録を達成した。

李承ヨプは８日、釜山（プサン）で行われたロッテ戦で韓日通算２０００本安打をマークした。韓日両国でプロ１８年目の李承ヨプが自身に抱かせた貴重な贈り物だ。

３番・指名打者で先発出場した李承ヨプは１回表、センター前に通算１９９９本目となる安打を放った。３回に一塁ゴロに倒れた李承ヨプは、６回にライト前ヒットを放ち、２０００本安打の大記録を達成した。８回にもライト前ヒットを打ち、個人通算安打数は２００１本に増えた。

１９９５年にサムスンに入団した李承ヨプは０３年までの１１４３試合で１２８６本の安打をマークした。２００４年に日本に進出し、千葉ロッテ－読売－オリックスの８年間で７９７試合に出場、６８６本の安打を放った。そして２０１２年に韓国に復帰した李承ヨプは、今季２２試合で２８安打をマークし、大記録に到達した。

李承ヨプは「ヒットを打った後に２０００本安打という記録を知った。しかし一つのリーグで記録したわけではないので意味はない。最近ヒットが出ていなかったので、今日３安打が出たことに満足している」と語った。

しかし韓国プロ野球で２０００本安打を達成したのは梁埈赫（ヤン・ジュンヒョク、ＳＢＳ解説委員）とチョン・ジュンホ（ＮＣコーチ）の２人だけだ。李鍾範（イ・ジョンボム、引退、元起亜）は韓国と日本で通算２０８３安打（韓国１６年間１７９７本、日本４年間２８６本）を記録した。李鍾範は２０１０年７月９日、光州（クァンジュ）でのハンファ戦で韓日通算２０００本安打をマークした。

李承ヨプは２０００本安打を達成し、‘国民打者’から‘伝説”に上がる資格を得た。０９年１月１３日にソン・ジンウ現ハンファコーチと梁埈赫委員、チョン・ジュンホ・コーチは「星球会」を設立した。２００勝投手と２０００安打打者の集まりだ。星球会は正会員資格を「２０００本安打、２００勝、３００セーブ」に決め、「海外進出選手の場合でも、全体の５０％以上が韓国プロ野球での記録なら加入資格を与える」とした。

李承ヨプはより大きな記録に挑戦する。李承ヨプは８日現在、韓日通算４８８本塁打を記録中だ。あと１２本で５００本塁打を達成する。その後にも標的が見える。国内舞台で本塁打３２９本の李承ヨプは、梁埈赫が持つ韓国内の個人通算最多本塁打記録（３５１本）に少しずつ近づいている。