【コラム】英国製“マクラーレン”、韓国の国民ベビーカーになった理由は
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.04.25 17:09
最近、若い母親たちの間で「国民ベビーカー」と呼ばれている製品があるという。 国民ベビーカーというだけに韓国産だと思うかもしれないが、そうではない。 英国産のマクラーレンだ。 外国製の中では価格が安いほうで、こうした名前が付いたという。 デパートで割引販売する価格が50万ウォン(約3万7000円)ほどだ。 韓国は資源も資本もなく工業化にまい進した結果、家電製品・携帯電話・半導体・自動車・鉄鋼・造船までが屈指のメーカーになった。 しかし国産ベビーカーにはこれというものがない。 消費者が外国製を好んだ結果だ。 最近、デパートで販売されている製品のうち輸入品は80%にのぼるという。
輸入会社は母親たちの心を完全に読み取っている。 多くても2人の子どもには高級品を買ってあげたいという心理のことだ。 このため海外有名製品を輸入して、相当な利益を乗せて売る。 こういう製品は高いほどよく売れる。 高価戦略は自然なものだ。 高いものは何かが違うと考える心理を狙ったマーケティングだ。 ベビーカーの中ではイタリア産がもっと高い。 200万ウォンもする製品もある。 ノルウェー産のあるブランドはベビーカー界のベンツと呼ばれているという。 先日、消費者団体が輸入ベビーカーの価格があまりにも高過ぎるという報道資料を配布した。 その国の市販価格に比べて、韓国のデパートでの価格は2倍を超える場合もあると指摘した。 直接比較することはできないが、現地価格と韓国国内の市販価格を比較した表も貼付した。 続いて「韓国の消費者はカモ」というお決まりの報道が相次いだ。