【社説】「もみ合い防止法」だけでは国会暴力は防げない
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.04.19 16:09
任期を1カ月ほど残した第18代国会が24日、「もみ合い防止法」という国会法改正案を処理する予定だ。多数党の職権上程要件を制限し、野党が合法的に反対を表明する議事進行妨害(フィリバスター)発言制を導入し、秩序を破壊する議員は懲戒するというのが核心だ。こうした努力は意味があるが、現実的には実効性が疑問だ。
その間、多数党が議案を職権上程すれば、少数野党は壇上占拠、座り込み、もみ合いなどの極端な方法を駆使したりした。激突の素材はほとんどが予算案やメディア法のような争点の法案だった。特に予算案は与野党の衝突で法定期間(12月2日)を越すのが普通だ。改正案はこれを防ぐために予算案は11月30日までに自動上程されることにした。