サムスン電子の元協力会社の債権者らが新羅ホテルの客室を占拠
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.04.04 09:45
サムスン電子の元協力会社のエンテックの債権団１４人が３日、ソウルの新羅（シンラ）ホテル１４階の客室を占拠して座り込みを行った。彼らは、「サムスン電子実務者がエンテックを倒産処理した後、経営陣に『協力業者が間違って不渡りを出した』と虚偽の報告をした。債権者に納品代金を支払い損害賠償をすべき」と主張した。債権団はシンナーなど引火性物質を持ち込み、「鎮圧を試みる場合には火を付ける」と威嚇した。
エンテックは２０００年にサムスン電子に冷蔵庫のモーターを供給していたが、２００１年に協力業者選定が取り消された。サムスン電子側は、「協力業者審査過程でエンテックがわいろ供与などをした事実が発覚し取り引きを中断した」と明らかにした。また、「サムスン電子はエンテックの経営難に責任はないが、２００４年に資金を支援することで双方が合意した。それでもエンテック側が『合意は無効』と主張してより大きな金額を要求している」と説明した。サムスン電子は昨年８月にエンテックを相手取り名誉毀損などの容疑で刑事告発した。