「事業に失敗すれば犯罪者扱い」…再起が難しい韓国社会
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.03.30 09:36
「失敗後に抱く恐怖心が創業を妨げる最も大きな障害だ」。中央大のパク・ジェファン教授(産業創業経営大学院創業事業団長)の言葉だ。一度失敗すれば経済的・社会的に烙印が押される現実のため、創業を避けようとする、ということだ。パク教授は「政府が創業を奨励して雇用を増やそうとすれば、こうした状況を改善しなければならない」と強調した。
中小企業研究院のペク・ピルギュ人材・技術研究室長は「韓国は米国に比べて、事業に失敗した人に対する処遇が過度に厳しい」と指摘した。米国は失敗した企業家の大半を「経済活動の過程で犠牲になった被害者」と見なす半面、韓国は法・制度と世論がすべて犯罪者扱いにするということだ。