【時論】米国を弄ぶ北朝鮮(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.03.23 15:01
「北朝鮮式合意と韓米式合意は違う」。 この数十年間の南北対話と米朝対話を振り返るとこう言える。 ほとんどすべての合意が盛大に出てくるが、すぐにうやむやになる。
2005年9月に6カ国協議で合意し、翌日に決裂した「9・19声明」がその代表例だ。 双方が義務を履行する過程で議論することになっていた「軽水炉提供」をまず議論するべきだと北朝鮮が言葉を変えたのだ。 1985年8月に平壌(ピョンヤン)第8回南北赤十字会談期間中にあった「牡丹峰(モランボン)競技場銃刀マスゲーム事件」も同じだ。 当時、南北双方は「視察中に体制宣伝はしない」ということに合意したが、北朝鮮側は「青少年の舞踊」を見せるとして南側代表団を牡丹峰競技場に案内した。 しかし人民軍服装の学生が銃剣術をしながら、米軍の服装の相手を銃剣で刺すという形のマスゲームを演出した。