南北6カ国協議首席代表、ニューヨーク接触は白紙か
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.03.10 08:42
期待を集めた6カ国協議の南北首席代表によるニューヨーク水面下接触が事実上なくなる見込みだ。「最高の尊厳」を冒とくしたとして連日、韓国政府に対する非難を強めている平壌(ピョンヤン)の雰囲気と無関係ではないようだ。
7-9日(現地時間)の日程で米シラキュース大マクスウェル行政大学院と独フリードリヒ・エバート財団がニューヨークで開催している韓半島関連セミナーには、6カ国協議の南北首席代表である林聖男(イム・ソンナム)韓半島平和交渉本部長と李容浩(リ・ヨンホ)北朝鮮外務次官がともに出席した。宿舎も同じで、セミナー期間中に自然な流れで水面下の接触があると期待された。しかし7、8日に李容浩外務次官との接触を図った韓国側代表の林聖男本部長は壁にぶつかった。李容浩外務次官が当初の予想とは違って非常に冷たい態度を見せたという。韓国を排除したまま米国と直接談判するという「通米封南」戦術のためとみられる。