脱北者公聴会、米国・EUでは開かれるのに韓国は…
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.03.05 17:21
駐韓中国大使館前での断食闘争で脱北者人権問題に火をつけた朴宣映(パク・ソンヨン)自由先進党議員が、大韓民国初の「脱北者公聴会」を推進することで、黄祐呂(ファン・ウリョ)セヌリ党院内代表と合意した。 黄代表が2日、断食11日目に力尽きてソウル大病院に入院した朴議員を見舞いに行った場で一致したという。 与野党共同の「脱北者対策特委」を構成し、1カ月間ほど集中的に脱北者公聴会を開こうということだ。
脱北者公聴会は米国や欧州連合(EU)、カナダ、英国議会では1、2年間に一度ずつ開かれている。 脱北者が証人として出席し、北朝鮮の人権状況を説明し、これを聞いた国会議員が北朝鮮に対策を出す形で行われる。 人権はどの地域で発生しても国際社会の普遍的な価値というのが先進国の認識だ。 しかし脱北者を憲法上、韓国国民と規定した大韓民国の国会は、脱北者公聴会を一度も開いたことがない。