【コラム】ジャンパーを着て死去した金正日(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.01.05 17:46
錦繻山(クムスサン)記念宮殿に安置された金正日(キム・ジョンイル)総書記の姿はやや意外だった。 最大限の格式を整えて厳粛な雰囲気を演出したが、赤い布で覆われた遺体はいつものジャンパー姿だった。 「永遠に人民の胸の中に生きるために」遺体を永久保存処理までするのなら、少しでも謹厳な姿を見せるのが普通だが…。
許淡(ホ・ダム)著の『金正日偉人像』のうち「人民服とジャンパー服」という部分を読めば、少しは疑問が解けるかもしれない。 北朝鮮労働党秘書を務めた許淡は35年間、金父子に仕えた側近中の側近だった。