金正日総書記の告別式を前に“船舶帰港令”“花戦争”
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.12.28 10:01
北朝鮮当局が28日に予定された金正日(キム・ジョンイル)総書記の告別式を控え、海外に出て行った人たちに27日午前8時までに帰国するよう指示を出していたことがわかった。中国・丹東の消息筋は27日、このように明らかにし、「北朝鮮は丹東に出ていた船舶に対しても同じ時間までに南浦(ナムポ)港に入港するよう指示した」と話した。実際に26日夜9時に丹東の東港では北朝鮮籍の貨物船が急いで作業を終わらせ南浦に戻る場面が目撃された。先週北朝鮮当局の特別許可を受けこの港に入ってきたある船の船長と政治指導員は、「船積みをやめてでも行かなければならない。時間に合わせて行けなければ大変なことになる」として丹東の取引業者に電話をしたと会社関係者が伝えた。これに伴い、丹東には外貨稼ぎをする貿易商社などの一部従業員だけが残っている状態だ。金総書記死去の知らせに接し平壌(ピョンヤン)に入った従業員はまだ復帰していない。
金総書記死去後に北朝鮮に向かう中国の貨物車は1日120台程度まで落ちたが、26日には200台程度に増えた。これは平常時の80%程度と丹東住民たちは伝えた。告別式のために27日と28日に閉じられると予想された丹東~新義州(シンウィジュ)税関は正常に運営される予定という。